
腰痛はとても身近な症状で、おおよそ5人に一人が腰痛を抱えていると言われています。
ヘルニアや脊柱管狭窄症など疾患から生じるものの他、デスクワークでずっと同じ姿勢だったり、運転を頻繁にされる方、ずっと立ちっぱなしのお仕事をされている方、 産後で赤ちゃんを抱っこする方、スポーツや部活で捻って腰を痛めた方、筋肉が凝り固まっていることなど、原因は様々であり、その痛みのケースに応じた適切な対処が必要となります。
急性腰痛
急に重い物を持ち上げた時などに突然痛みが走るもので、一般的にはぎっくり腰という名称が良く使われます。
欧米では『魔女の一撃』と呼ばれるほど強い痛みであり、動くことも困難です。急性腰痛は安静にしていれば1~2週間程度で回復に向かいますが、中には炎症が収まっても痛みが続き、慢性腰痛となってしまうケースも存在します。
慢性腰痛
慢性腰痛は3ヶ月以上続いている状態を指します。
原因としてはヘルニアや脊柱管狭窄症、圧迫骨折など脊椎が由来となるものが有名ですが、神経や内臓、中にはうつ病などの心因性から生じるものもあり、必ずしも腰そのものに原因があるとは限りません。