膝関節は、体重による大きな負荷に耐えながら、曲げたり伸ばしたり時には捻じったりといった動きで日々酷使されています。
膝の痛みは”加齢によるもの”というイメージがありますが、日常生活の中での体の使い方で膝を痛めてしまっている若い方も意外と多くいらっしゃいます。
加齢による膝関節の変形
長年膝を使い続けるうちに「ねじれ」などの負荷がかかり続け、痛みが生じることは珍しいことではありません。
医療機関で変形性膝関節所と診断されたことのある方も多いかもしれませんね。
筋力のバランスを整えて膝の負担を軽減していく事は痛みの軽減にも繋がり、これは何歳であっても不可能ではありません。
仕事やスポーツでの負担
過度な運動や日々の仕事の負担により、オーバーユース(使いすぎ)になることで痛みが生じやすくなります。
これは筋肉が硬くなることで血流の滞りを引き起こすためであり、年配の方だけでなく、若い人にも多くみられます。
O脚などによる膝のバランス低下
女性の骨盤は男性に比べて横に広いため股関節が外側に位置し、そこに体重がかかるために膝の内側に負担がかかります。男性に比べて女性にO脚が多いのはこのためです。
若い頃の股関節のゆがみを放置していることで、年齢を重ねたときに変形が強くなり、痛みに繋がってしまうことがあります。
体重の増加
膝は普段から大きな負荷に耐えているため、体重が増加することで当然ながらその負担は増大してしまいます。
特に、もともと変形やO脚などをもっている場合、さらに膝を痛めてしまう原因となり、痛みが強まりやすい状態になります。